棚受け(棚板受け)とボルト・ナットによるスチール棚板の固定方法

スチール棚の棚受け(棚板受け)の例トピックス

スチール棚には必ず必要な「スチール棚板」。
これを止める方法は、大きく分けて2つの方法があります。

ボルト・ナットでの固定

1つは、棚板に孔が空いていて、そこにビス(ボルト・ナット)で止めて固定する方法です。
これは、軽量スチール棚で行われる棚板止め法です。
ボルト及びナットで確実に止まるのですが、一つの棚板で8カ所は止めなければならないので、スチール棚の組み立て所要時間が多めにかかります。

棚受けによる固定

もう一つは、棚板を「棚受け」と呼ばれる棚板受けで支えて止める方法です。
「止める」と明記はしましたが、実際には棚板を置くような感覚です。
棚受けを使用するスチール棚板は、その棚板を置く(載せる)だけですので、移動及び取り外しは簡単で軽い力で持ち上げることも、ずらすこともできます。

一般的に中軽量スチール棚(200kg/段)以上のボルトレスラックと呼ばれるスチール棚は、こちらの方法を採用しています。
置くだけの簡単施工ですが、実はボルトナット棚(軽量棚)よりも耐荷重が重く積載できます。
棚を受け止める部品は、「棚受けフック」というものもありますが、こちらは40mmアングル棚に使用する簡易的なフックをさします。
ボルトレスラックは、1段あたり200kgの中軽量スチール棚から500kgの中量スチール棚まで網羅する、より頑丈なスチール棚に採用されます。

棚受けは、スチール棚のアングル(支柱)にある孔にはめ込むようにして取り付けます。
孔に引っかけるだけの施工です。
棚受けを採用するほとんどのスチール棚は、棚板の間隔を25mmピッチで動かすことができます。
棚受けの形状は、高さが150mm程度のスチール製のプレートで、その先にツメと呼ばれるアングル側に取り付ける部品がひっついています。
この形状が重要であり、棚受けの特長となっています。

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