軽量スチール棚は、ボルト・ナット締めをおこなって組み立てる、耐荷重120kg/棚板のスチール棚です。
軽量棚用の皿ビスは、その軽量スチール棚とりわけパネル棚に使用する部材となります。
同じビス(ボルト・ナット)で、角ビスがあります。
その違いは、ボルトの直径が皿ビスの方が細いこと、また、皿ビスを使用すると内側のみの締め付け(ナット側からの締め付け)のみの対応となること、また、M6規格かM8規格かの違い等があります。
皿ビスのボルト径は角ビスよりも細くなりますが、外側のビス部分の出っ張りがあまりないため、よりワイド方向の幅が狭いときなどに重宝します。
ただし、スチール棚のサイズ表記上はビスの出っ張りまでは考慮されていませんので、設置の際には注意が必要です。ギリギリの間口サイズに設置するより、ゆとりを持ったサイズ設計の方が安心です。
軽量棚の皿ビスは、おもに、パネル棚に使用されます。
パネル棚は、背面と側面をスチール製のパネル板で覆う形状のスチール棚です。
そこで用いられるビスは、内側のナット側から締め付けできる皿ビスが適しています。
必要な個数は、スチール棚1台につき棚板5枚で約60個。棚板6枚で約68個程度となります。
皿ビスはM6ビスで、適用するスパナは10mmのものを使用します。